中古マンション リフォーム実例 自宅に取り入れたいワークスペースのカタチ

ワークスペースが自宅にあれば、在宅勤務でも仕事に集中できます。また、専用のスペースなら仕事の書類やパソコンを片付けることなくそのまま家事や家の用事に取り掛かることができ、オンとオフの切り替えがスムーズにできるといったメリットもありますよね。

これってちょっとしたことのように感じますが結構大事なことなんです。ご自宅に落ち着いて仕事ができる場所がないことをストレスに感じる方もいるようなので、ちゃんとしたワークスペースを設けることは、ご自宅の快適さを向上させることにもきっとつながります。是非あなだのご自宅にも集中できる仕事専用のスペースを作って快適な在宅ワークができるように考えてみませんか。

こんにちは。大阪市西区で中古マンションのリノベーションやリフォーム、店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。
今回は、ワークスペースを自宅に取り入れたリフォーム実例についてお伝えします。


ワークスペースを設けるのは、それほど難しいことではありません。例えば、こんな方法があります。

1.空き部屋を仕事部屋にする
2.ダイニングテーブルで仕事をする
3.大きなダイニングテーブルを設置する
4.リビングの一角にワークスペースを設ける
5.家具で仕切る
6.引戸やスライディングウォールで仕切る
7.ガラスで仕切る(中が見える個室)
8.壁で仕切る(完全個室)

リフォームが必要なのは、6,7,8です。4,5なら家具を購入して設置するだけでワークスペースを設けることも出来ますので、リフォーム無しで出来る方法から試してみるのが簡単でコストも安く抑えられるためオススメです。

ワークスペースを計画するときの注意点

ただ、家具を設置しただけのワークスペースだと、周りが気になって集中できないというケースがあります。特にお子さんがいるご家庭では、子どもがいると仕事にならないため、できれば個室で集中できるスペースが欲しいという方も多いようです。

このように、簡易な方法でワークスペースを設けたとしても、その空間が仕事に集中できない場所だとしたら意味がありませんよね。

ワークスペースはご家庭の状況に合わせて作り方を考えないと無駄なスペースになってしまう可能性が高いということです。どのようなワークスペースが自分たちに合っているのかまず確認することが大切です。

例えば、小さいお子さんがいるご家庭だと、リビングやダイニングの一角にスペースを設けるのではなく、個室に近い空間をつくらないと仕事に集中するのが難しいと思います。

この場合に注意したいのは、ご自宅にWiFiの電波が届かないエリアがあるということ。このスペースにワークスぺースを設けるには、中継器やメッシュWiFiなどを増設して、WiFiが使えるようにしておかないと仕事になりません。

これは、電源コンセントについても同じことが言えます。ワークスペースを設置しようと考えている場所の近くにコンセントがない時は、延長コードを引っ張って電源を確保しなくてはいけませんが、これは見た目が良くないですし、常に出しっぱなしにしておくこともできず、延長コードを片づけたり、再び引っ張ったりする作業はかなり面倒です。

また、照明の問題についていえば、ワークスペースを計画している場所の天井に照明器具がなかったり、近くにあるものの角度が悪く机の上が影になることもあります。そもそも暗くて作業できない場所だってあるんです。

他にも、エアコンの効かない場所だったり、逆にエアコンの風が直撃する場所だったりすると、快適に過ごすことができません。

このようにワークスペースには快適に過ごすための準備が必要です。長い時間心地よく滞在するためには、最低限のリフォームで環境を整えてあげることが大切になってきます。

5つの実例紹介

それでは具体的なリフォームでワークスペースを設けた実例をご紹介していきます。

実例2 寝室にワークスペースを設けた実例

寝室に設けたワークスペース

ガラス引戸で仕切った寝室にワークスペースを設けた実例

寝室にワークスペースを設けた実例です。就寝時以外は寝室を使っていないというご家庭なら、個室同様に使える寝室はワークスペースとして最適です。

寝室ならリビングで家族がくつろいでいても気にすることなく仕事に集中できます。また夜遅くまで仕事をしていても家族に迷惑かけなくてすみますよね。

寝室はリビングやダイニングに比べてモノが少なく、片付いているご家庭が多いです。スッキリとした空間は仕事に集中するのに最適です。デスクを設置するスペースがあれば、リフォーム無しでワークスペースとして活用することが出来ます。

テレビ収納と一体型にしたワークスペース

テレビの壁面収納とワークスペースを一体にしたオーダー家具を設置した実例のイメージパース

こちらは壁面収納と一体型の家具を作成して設置し、寝室にワークスペースを設けた実例です。寝室にゆったりとしたスペースが余っているなら、オーダー家具で自分の思い通りのワークスペースをつくるのもいいですよね。


実例2 リビングの一角にワークスペースを設けた実例

リビングにあるワークスペース

リビングの一角に長いカウンターを設置してワークスペースとした実例

リビングの一角に設けたカウンタータイプのワークスペースの実例です。上部にはオープン棚を設けて、書類等も収納出来るようにしています。棚下にはデスク用のライトを設置して、リビングの光で手元が影にならないようにしています。


実例3 ダイニングの一角にワークスペースを設けた実例

ダイニングに設置したワークスペース

ダイニングの窓側にカウンターを設置してワークスペースとした実例

ダイニングスペースに作り付けのカウンターを設置してワークスペースとして活用した実例です。作り付けのカウンターのメリットは壁の幅やカタチに合わせてピッタリサイズで作れるというところ。また、天板を壁で受けることができれば、必要な脚の本数が減りまので、足元をスッキリさせることが可能です。

ワークスペースとしてだけでなく、お子さんの勉強スペースとして活用する場合も、キッチンから近いのでお子さんの様子をみながら家事をすることができて便利です。

ダイニングの横に設置したワークスペース

ダイニング横に設置したカウンターをワークスペースとして活用している実例。壁の傾斜に合わせてカウンターの奥行を調整している。

こちらは斜めの壁に合わせて造作カウンターを設置した実例です。造作カウンタータイプのワークスペースなら、空間を無駄なく活用できます。


実例4 洋室の半分を個室風に家具で仕切ったワークスペースの実例

洋室を家具で仕切ったワークスペース

洋室を家具で仕切りワークスペースとして活用した実例

6帖の洋室を家具で仕切り、ワークスペースを設けた実例です。残りの半分はウォークインクローゼットとして利用しています。部屋の中央に仕切りとして設置したのはイケアの家具PAX(パックス)です。背中合わせにして設置し、左右前後をボルトで固定しています。

家具上部と天井の間は400mm程度の空間がありつながっていますので、音や照明の光、そして気配などは感じることができます。また、上部の空間がつながっていることで、エアコンの風や窓を使った換気については両方の空間で空気の循環が可能です。

隣の音が聞こえると問題があるケースなどはこの方法は使えませんが、照明の光が漏れないようにする対策はできますので、個室環境をどこまで求めるかによっては家具による間仕切りを活用したワークスペースも使えるのではないかと思います。

背の低い家具で仕切ったワークスペース

高さ150cmの家具で仕切ったワークスペース。音は聞こえるが周りの視界を遮り、仕事に集中できる空間を確保できる。

こちらはオフィスの実例ですが、150cm程度の高さの家具を間仕切りとして利用して個室風に囲ったワークスペースです。イケアのKALLAX(カラックス)を使用しています。周りの視界を遮ることができるので、落ち着いて仕事に取り組める空間を作ることができます。


実例5 個室にワークスペースを設けた実例

個室に設けたワークスペース

個室をワークスペースとして利用した実例

個室をワークスペースとして利用した実例です。元々は本やレコードを置いた趣味部屋のように使用していたスペースに本棚収納を設置して壁面収納を整え、ワークスペースとして活用できるようにしました。

個室のメリットは、やはり仕事に集中して取り組めるという点です。ドアで仕切られた空間を確保できるならそれ以上にワークスペースに適した空間はないと思います。空き部屋があるご家庭はワークスペースとして活用してみてはいかがでしょうか。


今回は、ワークスペースを自宅に取り入れたリフォーム実例についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。こちらでは今まで実際にご依頼のあった事例をもとにいくつかご紹介させていただきましたが、共通して言えるのは、ワークスペースを確保するリフォームにそれほど大きなコストはかからないということ。また、設置工事についても数日程度で完了するものが多く、ご負担の少ない部分リフォームの一つだと思います。こちらの内容がご検討の参考になればと思います。

MASAKISEKKEIは個人事務所ならではの目線からこだわったデザインを提案いたします。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市西区で中古マンションのリノベーションやリフォーム、店舗デザインをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。