リフォームが完成してすぐ必要なのものといえば、カーテンと照明器具です。
最近はネットで購入できるインテリアショップがたくさんあって、カーテン専門店よりも安く購入できるところがイイですよね。それに、リフォームが終わって引っ越しする時期はバタバタと忙しくしているので、ネットを使えば時短になってとても便利。実際にリフォームしたお客様の中には、カーテンはご自身で用意したというケースが多いのではと思います。
ただ、ネットでカーテンを購入して失敗してしまったというケースがけっこうあるようです。
カーテンの場合、失敗するポイントは限られているものの、お店のスタッフに相談しながら商品を選ぶことができないため、実際に足を運んでお店で購入するよりも、ネットの方が失敗しやすいと言えるのかもしれません。
今回はそんなリフォーム後のカーテン購入で失敗しやすいポイントについてお伝えしようと思います。
こんにちは。大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。それではさっそくお話を進めていきます。
失敗しやすいポイントは次の2つです。
・長さを間違えてしまう(長い、短い等)
・生地がイメージと違う(色、透け感等)
長さを間違えてしまう(長い、短い等)
カーテンをネットで購入する場合、窓のサイズを自分で測る必要があります。
カーテンレールがすでについていたら、フックを引掛ける輪から床までの高さとレールの端から端までの幅を測れば良いのですが、やってみるとこれが結構難しい。というより合っているかどうか不安、というのが正しい表現かもしれません。
ちなみに、既製品カーテンの標準的なサイズは下記の4つです。
・幅100cm×高さ100cm
・幅100cm×高さ135cm
・幅100cm×高さ178cm
・幅100cm×高さ200cm
これに当てはまらなければ、サイズオーダーという選択肢になります。
幅についてはある程度余裕があっても大丈夫なので、大きく違っていなければ問題ありません。間違えやすいのは長さです。オーダーカーテンは1センチ単位でサイズを発注できるため、正確に測ればピッタリサイズにおさまりますが、その分サイズを間違う可能性も高くなります。掃き出し窓の場合は1センチでも短くなると目で見て短いとわかるレベルだと言われています。
掃き出し窓の場合は、高さから1センチマイナスした長さがカーテンの注文サイズになります。腰窓の場合は下の枠までの高さに10センチから15センチプラスした長さが注文サイズです。
カーテンレールが壁付けになっていて、そのレールを隠すように前付けする場合はフックである程度の調整ができますが、カーテンレールが天井についている場合は、より正確な採寸が求められます。
カーテンは安い買い物じゃないですから、慎重に採寸しても間違ってないかな、と不安を感じるのはある程度仕方がないのですが、もし失敗してしまったら、せっかくのリフォームでワクワクしていた気持ちが台無しに、なんてこともありますよね。
なので、採寸に自信がない場合は、有料で採寸サービスをやっているお店を利用するのも一つの方法だと思います。多少の費用はかかってしまいますが、プロにサイズを測ってもらえば失敗する心配もないですし、
安心して任せられますよね。失敗してカーテンを買い直す費用を考えたら比べ物になりません。
しかもお店で購入すると、もう一つのよくある失敗を防げます。その失敗というのは、「生地がイメージと違う」という2つ目のポイントです。
生地がイメージと違う(色、透け感等)
ネットではなく店舗で購入する場合は、実際の生地を確認してから注文できるというメリットがあります。実物をみておけば、生地の透け具合や色が想像と違ったというような失敗は起こりにくいですよね。
もちろん、ネットショップでも実物生地のサンプルを取り寄せることができますが、届くサンプルはかなり小さくてイメージがつきにくいです。その点、店頭にあるサンプルは長さも幅も原寸大とほぼ同じ。このサイズでチェックしておけば安心できます。
生地の透け感についてはイメージするのが難しいものです。実際に部屋の窓に取り付けると、思った以上に光が透けてしまったという話はよくあります。この失敗を防ぐには、実際のお店やショールームに行って、生地をスマホのライトに透かして見てみるなど、しっかりとチェックしておくことをおすすめします。ちなみに、遮光等級による透過率は下記のようになっています。
・完全遮光1級 遮光率100%
・遮光1級 遮光率99.99%以上
・遮光2級 遮光率99.80%~99.99%未満
・遮光3級 遮光率99.40%~99.80%未満
この数値だけをみると、ほとんど同じ機能があるように勘違いしてしまいますが、この0.1%の差、実際の見た目にはけっこうな差になって表れてくるんです。つまり、等級が1つ変わるだけで光の透け具合は大きく違ってみえるということ。現物を見れば一発でわかるレベルです。実際の透け感は数値のイメージ以上に違いがあると思っておいてください。
サイズがぴったりで、生地の透け感や色合いもイメージ通りのものを選べた!そんな具合に進んでいて、最後の最後に起こりうる失敗例がありますので、もう一つご紹介しておきます。
それは、レールの上部や両サイドからの光漏れです。光漏れはカーテンレールの取りつけてある高さや長さによって起きてしまうため、実際に取り付けてみるまでわからないのが厄介なポイントです。光漏れが気になる場合、カーテンをすでに購入してしまっているのですが、次のいずれかの方法で対処できます。
・カーテンボックスを設置する
・カーテンレールにカーバを付ける
・機能性カーテンレールに取り換える
一番カンタンなのは、カーテンレールカバーという商品を取り付ける方法です。既存レールの端のキャップを外して取り付けられるようになっており、上や側面に囲いができるため、簡単に光漏れ問題を解消できます。
このタイプの商品はダブルのカーテンレールなら大抵のカタチに対応しているので、光漏れに悩んでいる方にはおすすめの対処法です。
寝室を真っ暗にして眠りたいとか、真っ暗な部屋で映画鑑賞やゲームを楽しみたいというご要望は結構あるんじゃないかと思います。そんな方に是非試していただきたいです。
最後に、大阪市内で実物のカーテン生地を確認できるショップ&ショールームをいくつかまとめておきます。
・ジャストカーテン グランフロント大阪店
・びっくりカーテンクローゼット大阪本町店
・松装-まつそう-大阪ショールーム
テキスタイルデザインにこだわったカーテンをお探しの場合はこちらの2社がおすすめです。
・フジエテキスタイル 大阪ショールーム
・クリエーションバウマン 大阪ショールーム
ちなみに、ジャストカーテンはサンプル依頼をすると採寸メジャーが無料でもらえる店舗があるようですので、興味のある方はお店に問い合わせてみてください。
メジャーを持っていない方は、先がフックになったこんな採寸用メジャー(アマゾンで180円)も販売されています。
これを使って採寸すれば、メジャーの先をフックで引掛けておけるので、ご自身で採寸しても失敗しにくいと思います。
採寸は窓の両端で1か所ずつ確認した方が安全です。床がものすごく斜めになっていることはあまりないと思いますが、カーテンレールが歪んでいることは結構ありますので、念のために確かめておくとより確実ですよ。
今回は、リフォーム後のカーテン購入で失敗しやすいポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
カーテンは普段あまり意識しないものの、プライベート空間を確保するためにも欠かせない必需品です。またインテリアのイメージに大きく影響するアイテムでもありますので、是非じっくりと時間をかけて失敗のないカーテンを選んでいただきたいと思います。
なお、カーテンはサイズオーダーになると1~4週間程度の納期がかかります。引っ越し日を逆算して準備するようにしてくださいね。
MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIホームページはこちらです。