家探し 最重視するべきだと悟ったのは 最近注目されているあのリスク

家を買うのにどこまで慎重になればいいのか?

家を買うときの条件って色々ありますよね。こんな場所が良いなとか、このくらいの価格なら購入できるかなとか。。。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は、家探しで注目すべきリスクについてお話していきます。


家を始めて買う時は皆そうだと思うんですが、最初はよくわからないので、簡単な項目から比較検討を始めますよね。

でも、色んな物件を比較していると、気になることが次から次へと出てきてしまいます。特に最近は、利便性や資産価値といったリセールバリューに直結するような項目が注目されていますから、住まなくなった場合に売却しやすいかどうかなんてことも気になるはずです。

これは私が実際に自分の家を探し始めて分かったことなんですが、物件を見れば見るほど、どの項目をどこまで慎重に検討すればいいのかが、分からなくなってしまいます。

慎重になりすぎると物件が見つからないし、かといって、フィーリングだけで決めてしまうのは心配です。

予算には限りがあるので、贅沢ばかりも言ってられない、気になる物件が出てくると、悩んでいる間に申し込みが入ってしまいます。

こういうことを繰り返して、少しばかりの妥協も考慮して、タイミングよく出会った物件を購入するしかないのかな、というのが、家を探しながら感じていることです。

きっと、みんな考えていることはだいたい同じだと思いますから、他の物件よりも良いなーと思える条件の家は、比較的早い段階でなくなってしまいますよね。

では、一体何をどこまで検討すればいいのか?

結局のところ、この問題に悩まされます。

こういうことを考えていると、やはり家を買うためには、ある程度の勢いで決断することも必要だ、と思うんです。

立地が気に入ったから購入する、理想の内装だったから購入する、価格が安かったから購入する、等々、他と比較して一つでも飛びぬけたメリットがあるなら、それはもう決定要因になるのかもしれません。

ただ、比較したいなと思える数ある項目について、自分なりに色々と考えた結果、後悔しないためにこれだけはチェックしておきたい、という内容が一つありますので、家の購入を検討している人は、参考までに
知っておいてほしいです。

その項目というのは、災害リスクです。

地震による津波やゲリラ豪雨による内水氾濫等、水害により深刻な被害をうけるかもしれないというリスクがここ数年で、一気に重要な問題になってきました。

ちなみに内水氾濫というのは、大雨が降ったとき、側溝や用水路で処理できなくなった雨水が、道路に溢れだすことで起こる浸水被害のことです。

大阪に住んでいる人は記憶に新しいと思います。

そうはいっても、災害なんて、いつ起こるかわからない事を最優先して考えるなんて現実的じゃない!と思う人もきっといるんじゃないかと思います。

確かにそうです。災害さえ起らなければ、ただの取り越し苦労になりますから。

でも、色々考えたあげく、私がこの項目を最優先事項に挙げたのは、家を購入した後で後悔したくない、という思いが強かったからです。

間取りや内装くらいなら後からどうにでもなりますし、バルコニーの向きも、東西南北それぞれのメリットデメリットが存在しています。

それぞれの問題をどの側面からとらえるかで、優劣が逆転しまう項目が存在するということです。

ただ、無数にある条件の中で、災害だけは自分の力で避けることができません。

個人的には、考え方によってはメリットになるという問題ではないように感じています。

もちろん、値段が安いというメリットはあるかもしれませんが、万が一、災害によって物件が浸水してしまったときのことを考えると、どうしてこの物件を買ってしまったんだろう、と後悔すると思います。

だから、私は災害リスクについては、ある程度回避しておきたいなと考えました。

このように、家を探すときに検討する項目には、立地や価格や間取り等というポジティブな条件と、災害で家を失うかもしれないというネガティブな条件があります。

可能なら、どちらも兼ね備えた条件の家を見つけ出せれば、いうことありませんが、そのためには忍耐力が必要ですし、条件を冷静に判断する精神力、そしてタイミングや運といった、自分では操作できないようなことがうまくかみ合って初めて購入に至ります。

自分にとって何が最重要なのか?

これについては簡単に優先順位をつけるのは難しいと思いますが、自分の状況をじっくり考えて、購入後も変更できない事項を優先的に見ていくことが得策かなと思っています。

私の場合は、災害リスクにたどり着いたというわけです。

災害リスクについては、地域ごとに発表されているハザードマップから、確認できるようになっています。

大阪市では、南海トラフ地震が発生したときを想定した被害地域の重度を公表しています。

南海トラフ地震が起きた場合、最も被害が大きいのは静岡県と言われていますが、大阪府にも被害が起きると想定されています。

まったく知らなかったんですが、大阪市内でも地震が起きた後1時間半後に津波が発生するといわれているんです。これにはびっくりしました。

南海トラフ地震が起きると、大阪駅も浸水してしまうほどの規模になるそうです。私も最近改めてハザードマップを確認したのですが、大阪市内は想像以上に浸水する地域が多いみたいです。

大阪で家を購入しようと考えている人は、検討している地域について、一度チェックしてみて下さい。もしかしたら考えが変わるかもしれません。

ちなみに、天王寺にある阿倍野防災センターでは、災害のリスクや備えを実際に体験して学べる施設を設けています。

→大阪市立阿倍野防災センター

2019年4月末には新しくリニューアルされるようです。より安心して住める家を購入する為には、実際にそういった施設を訪れて災害リスクの重要性を知っておくことも大切なのかもしれませんね。

大阪市のハザードマップはこちらからチェックできます。

→大阪市のハザードマップ

 


今回は家探しで注目すべきリスクについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

僕のお仕事はリフォームのお手伝いなので、既に家をご購入されてから出会うことが多いのですが、
リフォーム以上に大切なのはどんな物件を購入するかだと思っています。将来はそんなお仕事にもお役立てさせていただけるサービスを
はじめることができればいいなと考えています。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。