間接照明 リフォームにかかる費用

吊戸棚の下に間接照明をリフォームした洗面化粧台

『間接照明をリフォームに取り入れたら高そうだな』
『間接照明の費用っていくらかかるんだろう』
『間接照明のリフォームの費用にはどんな項目があるのかな?』

この記事は、このような疑問を持っている方に読んでいただくと、その疑問が解消できる内容になっています。
間接照明をリフォームに取り入れたい!と思っているなら、まずは費用についての不安を取り除くことが大切ですよね。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は間接照明のリフォーム費用について、僕の自邸リフォームの写真を実例に使いながら詳しく説明していきたいと思います。


今回のリフォームで間接照明を設けたのは次の2カ所です。

・キッチン吊戸棚の下
・洗面化粧台のミラー収納の下

どちらも手元灯として機能的に必要な場所の照明を間接照明としても活用できるようにしたリフォームになっています。そして、今回の吊戸棚はどちらも既存を利用していますので、項目だけ見ると比較的簡単なリフォームになっていて、参考にしていただきやすいかなと思います。

キッチン吊戸棚の下の間接照明リフォーム

吊戸棚を移設転用して間接照明をリフォームしたキッチン吊戸棚

吊戸棚を移設転用して間接照明をリフォームしたキッチン吊戸棚

白のキッチン吊戸棚

リフォーム前のキッチン吊戸棚

キッチンは配置場所を移設しているのですが、元々の吊戸棚を移設して利用していますので、元々は手元灯がついていました。
今回はそれを取りはずして、新しい間接照明を設置したというのがリフォームの概要です。
そういうわけでこの吊戸棚の下には、元の照明器具用の配線穴が開いたままになっています。

キッチン吊戸棚下の撤去した照明器具の穴

キッチン吊戸棚下の撤去した照明器具の穴

穴をふさぐ方法はあるのですが、下から見上げることはありませんし、普段気にならない場所ですし今回のリフォームではそのままにしました。

キッチンの照明器具は、コイズミのFit調色ライトバー間接照明のミドルパワーという器具で、調光調色の出来るタイプです。

こちらは100%~3%まで光の強さを自由にコントロールできる機能と、光の色を電球色(2700K)から昼白色(5000K)まで調節できる機能がついている優れものです。

既設の収納を利用すると、照明器具が下に出っ張ってしまうというデメリットがあるのですが、自邸ということもあり、掘り込み仕様にはせず、飛び出した状態で間接照明を取り付けています。

キッチン吊戸棚下に取り付けた間接照明の器具

キッチン吊戸棚下に取り付けた間接照明の器具

この器具で高さが39mmありますが、結果的にはほとんど気になっていません。

調色タイプじゃない器具を選定すれば、器具高さのもっと浅いものがありますので、
設置する環境によって、目立たない器具を選定した方が良いかもしれません。
例えば、取付高さが人の目線よりも高い位置に設置するようなケースがそれです。

ちなみに今回は吊戸棚の下が1450mmと少し低い高さに取り付けていますので、器具サイズよりも、調光調色機能を優先したというわけです。

費用についてですが、この器具は1500mmタイプで定価30000円です。そして、Fit調色専用の調光器が定価16800円です。

調光と調色が可能なスイッチ

調光と調色が可能なスイッチ

器具として必要なのはこれだけで、後は工事取付費用が別途かかります。リフォームに合わせて照明を設置するなら、本体工事に含まれているケースがほとんどです。
仮に間接照明だけの設置をするにしても、電気業者さんの工賃が30000円程度、配線などの消耗品に10000円程度みておけば、後は工務店の管理費や諸経費がいくらかかかる程度ですむと思います。

洗面化粧台のミラー収納の下の間接照明リフォーム

吊戸棚の下に間接照明をリフォームした洗面化粧台

吊戸棚の下に間接照明をリフォームした洗面化粧台

下部が開放的な黒の人工大理石ベッセルタイプの洗面化粧台

下部がオープンになっているリフォーム前の洗面化粧台

 

洗面化粧台のミラー収納は、元々下部に照明を隠すためのボックス形状のスペースがありましたので、そちらに器具だけを新しく設置しました。

間接照明を設置したミラー収納裏側の様子

間接照明を設置したミラー収納裏側の様子

器具は、ルーチという照明メーカーのシルクスという商品です。

この器具は、LEDによくあるドット状に光るタイプではなく、ライン上に発光するため、写り込んでしまう素材を使っていても、美しく見せることができるというメリットがあります。

 

参考までに、こちらは安価な手元灯を設置した我が家の玄関の収納下の様子です。

玄関収納の足元灯として設置した手元灯

玄関収納の足元灯として設置した手元灯

床に写り込んだ間接照明の器具

床に写り込んだ間接照明の器具

↑少し離れてみると、このように器具のシルエットが写り込んでみえます。あまりきれいな光景じゃないですよね。

 

さて、洗面台に設置した器具本体の価格が定価で28000円でした。

こちらの間接照明には調光機能を付けませんので、元の入切スイッチをそのまま利用しています。

器具交換だけなら、電気業者さんの工賃などはキッチンの時ほどかかりませんので、最も費用を抑えて間接照明を設置するケースに当たると思います。

我が家では、実用性のある部分の照明を間接照明としても利用できるようにして、基本的には間接照明が常に点灯しているような照明計画にしています。なので、キッチンの間接照明はずっと灯りがついています。

最も安いLEDのダウンライトは定価3000円ほどで購入できますので、間接照明と比較すると価格に差が出るものの、居心地の良さを知ればその費用対効果は抜群ですし、
検討できない費用ではないかなと、個人的には考えています。


いかがでしたでしょうか。

今回は僕の自邸のリフォームの中から、実際に間接照明にリフォームした部分を例に取り上げて、具体的な費用をご紹介しました。

照明器具代だけですと、キッチンは46800円、洗面化粧台は28000円の定価でした。これは上代なので実際の価格はこれより下がって、およそ50000円くらいの商品台と取付工賃を支払えば、間接照明のリフォームができることになります。

間接照明の効果をよりよくするために、それぞれの壁にタイルを貼っていますので、それには別途費用が必要ですが、適切な器具を選定して照明をリフォームするだけでも十分に間接照明の効果は期待できます。

MASAKISEKKEI河合
MASAKISEKKEI河合
実際に生活をしていると、間接照明の優しい光がもたらす癒しはとっても心地いいなと、日々実感できています。

今回ご紹介した2つの例は、どちらも吊戸棚の出っ張りを利用して、間接照明を設置しました。実際に自宅の収納が必要な場所には、こうした収納の出っ張りが目立つ部分がいくつかありますよね。

そういった場所には照明が必要なことが多く、間接照明を設置するのに最適な場所だったりもします。また、収納家具があれば、器具が目立ちにくく、自然な隙間におさめることができてイイですよね。さらに配線等の見せたくない部分も上手に隠すことができて、工事手間の省略にもなって一石二鳥です。

実際のリフォームのご相談の中では、収納と間接照明を組み合わせた提案をすることが多いですし、費用対効果の高い工事項目だと感じています。照明は上質な暮らしを実感できるアイテムとしてとても効果的ですので、是非あなたのリフォームにも取り入れていただきたいなと思います。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。