マンションリフォーム キッチンの位置は変更できるのか?

白を基調にデザインされたオーダーキッチン

マンションリフォームでキッチンの配置変更をしたいという相談をよく受けます。
特に、築年数の古いマンションの場合は、水廻りの位置を変えたいという人が多いですね。

こんにちは。大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。
今回は、マンションリフォームでのキッチンの位置変更についてお伝えします。


最近の主流は対面式ですが、ひと昔前のキッチンは独立型で壁面タイプが一般的でしたよね。壁に向かって暗い空間で食事の支度をするのはちょっとかわいそうな感じがします。

また、築20年くらいまでさかのぼると、家事動線の効率がとても悪いですよね。今のように洗濯室やバスルーム、そしてウォークインクローゼット等を行き来できないため、生活の中でストレスを感じることが多くなります。これを解消するのが水廻りの配置変更を含めたリフォームです。

キッチンの配置を変更するとき、一番注意することは、排水の配管ルートを確保することです。築年数の古いマンションの場合、リビングの床がフローリング直貼りになっていることが多いため、床下に配管スペースがありません。この状態でキッチンの配置を変えると、床を高くする必要が出てきます。

配管スペースを確保するには150ミリから200ミリ位が必要ですので、階段一段分ほどの段差ができてしまうということです。

次の注意点は、換気フードの配置です。換気フードには、天井裏は壁際で150ミリ程度の配管がつながっていて、バルコニーや共用廊下側の外部通路に排気ルートを確保する必要があります。

キッチンの配置を変更する際に、この通り道を確保しておかないと、天井下に配管が露出してしまったり、一部だけ天井の低い部分が出来たりと変な納まりになる事があるんです。

このように、キッチンの配置を変更するときは、排水ルートが確保できるかどうか、換気フードの配管が確保できるかどうか、の2点を確認することが大切です。


今回は、マンションリフォームでのキッチンの位置変更についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。