今世の中を騒がしているマンションの杭問題。
今3000件にも及ぶ物件が調査対象になっていて、
順に調べているという段階ですが、旭化成建材は業界でも相当な
数の杭工事を下請けとして施工している会社なので、
あなたの住んでいるマンションにも何かしら関係があるかもしれません。
ちなみに今発覚しているくいの不正問題は横浜市と釧路市の一部だけの
ようですが、今後問題の発覚した物件については報道で発表されていくと思いますので、
その点は注意しておきたい情報ですね。
ところで、今回問題になったのは次の3点です。
・支持層への杭の未到達が6本
・支持層への杭の打ち込みが不十分が2本
・データ改ざん
杭工事の施工の欠陥を見抜くのは正直不可能だといわれています。
これは工事の特性上しょうがないことなんですが、ではお金を払った
消費者側は我慢することしかできないのか?というのも納得のいかない話だと
思います。
今回の横浜市のマンションを具体的に見ていくと、
ダイナウイング工法という杭工事が採用されています。
横浜市で同じ工法を採用していたマンションには、
少し注意したほうがいいかもしれませんね。
今後、データ転用のあった70本の杭の調査については、
次のように進めていくと発表されています。
・支持層に到達しているか。
・根固めが築造されているか。
万が一問題があった場合、マンションは新しく立て替えられたり、
新築当初価格での買戻しに応じてくれたりするわけですが、
それもまた複雑なしんきょうですよね。せっかく選んだ住まいですし、
できれは住み続けたいと思うのが普通だと思います。
杭問題は建物が壊れないようにするために必要な条件ですし、
今後、データ改ざんや、施工不備が起こらないような仕組みが
できればいいなと思います。
この記事へのコメントはありません。