リフォームのことが顧客目線で書かれたおすすめの本

今回は、『徹底的に考えてリノベしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』という本を読んだ感想について書きたいと思います。

『徹底的に考えてリノベしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』はブロガーのちきりんさん、という方が書いた本なんですが、ご自身がリフォームをしたときのことをいろいろと書いてくれています。

イラスト入りでとっても分かりやすいです。

長年リフォームの仕事をしてきたのですが、正直これだけたっぷりとお客様側の話を聞いたことがありませんでした。しかも、かなり細かな心の声まで書いてくれています。

日々、僕はリフォームに携わる専門家として、お客様に分かりやすい説明を使用とかスケッチを丁寧に書いて表現しようとかしていますが、
自分が本当のお客様という立場でリフォームに携わったことがないので、ホントのところの気持ちは理解できていないのかもしれませんね。

この本を読んで、とても勉強になりましたし、改めてお客様の考えていることやどんな部分に不安を感じているのかなど、
分かっているつもりで気づけていなかった部分がたくさんありました。

ちきりんさんのリフォームは、中古マンションをスケルトンリフォームです。

仕様にもこだわりがありますし、かなりボリュームの大きい内容だと思います。そのようなリフォームを考えている方には、大変参考になる内容なんじゃないかと思いました。

それこそ、『リフォームってどうやって進めていけばいいのか？』というところから分からない人には、リフォームの過程がとても丁寧に書かれているので、
その通り進めていける部分もあるんじゃないかと思います。

特に、業者選びについて詳しく書かれていた部分などは、各業者の特徴や比較をするポイントなどが分かりやすく、そして、なぜその業者さんを選んだのかという決断の理由なども本を読めば知ることができます。

リフォームって人生で何回も経験するものではありませんので、こういう具体的な経験談を事前に知ることが出来るのは、とても参考になると思います。

それに、リフォームする側や業者が書いているノウハウ本でもないという点では今まで世の中に知られることがなかった内容なんじゃないかという感じもしています。

実際に、この本を読んで、感銘を受けている業者さんが多くいたようですね。
ネットでも、何度かこの本について書いている記事を読んだことがあり、皆さんそれぞれに良い刺激を受けているという内容のものが多かったと思います。実際に僕もその一人です。

そして思ったんですが、やっぱりリフォームは体験するのが一番わかりやすいんだということです。

今までたくさんのお客様のリフォームをサポートしていきましたが、自分の家を購入して、リフォームしないとだめだなと考えていたところでしたので、僕自身、妙に腑に落ちる感覚がありました。

それで実は昨年から、自宅を購入しようと思って物件を探していたんです。

設計をしていることもあってか、なかなか「これだ！」と思える物件に出会えていなかったのが、ようやく手に入りそうなものが見つかりましたので、これを機に、自宅のリフォームを経験し、お客様の気持ちってどんなだったのか？を感じてみたいと思います。

物件探しはとても時間と労力がかかりましたが、これも経験してみて、初めて分かることがありました。仕事として関わっているだけでは分からないことが多かったと思います。

そして、お客さん目線って、奥が深いなと、改めて感じることができました。

これから始まる自宅のリフォームについては、こちらホームページでも内容を紹介していく予定にしていますので、是非また訪れていただきたいです。

今回は、『徹底的に考えてリノベしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』という本を読んだ感想についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIホームページはこちらです。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。