リフォームの照明プラン 居心地が大きく変わるコツ

小さくてシンプルなデザインのスタンドライト

「リビングでの家族団らんの時間が減ってきたような気がする。。。」

「一生懸命作った夕食を旦那が美味しいと言ってくれない。。。」

「睡眠時間はちゃんと取っているのに、なぜかいつも寝不足気味。。。」

このブログは、住生活にこんな悩みを抱えている人に役に立つかもしれないヒントを書いています。気になる方は是非この先を読み進めていただきたいです。


こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

リフォームするとき、照明プランがしっかりと考えられていると、ものすごく快適で居心地がよくなるって知っていましたか?

照明が大切だということについてはインテリアデザイナーの方なら知っているかもしれませんが、住宅リフォームではなぜかあまり重視されないことが多いんです。。。

工務店にリフォームを頼んだりすると、部屋の真ん中に照明器具を取付けられる引っ掛けシーリングが付けられて終わり。。。こんなことが当たり前に行われていますから、逆に言えば照明計画に時間をかけてプランニングするというリフォームの方が少ないのかもしれませんね。

でも、せっかくリフォームするのに照明計画をなおざりにするなんて、もったいないです!!

あなたの家の居心地は照明で決まる、といっても言い過ぎではありません。これからお伝えする2つのコツを知って、ワンランクアップした居心地を手に入れていただきたいです。

こんにちは、私は当ブログ管理人の河合です。
普段はリフォーム設計士として、デザインにこだわったリフォームを手軽に、しかも低コストで行えるような提案をしています。今回お伝えするコツは、実際のリフォーム実例でも提案している実践的なものの中から、ポイントを絞ってお伝えしようと思います。是非あなたの自宅にも取り入れていただきたいです。

原則その1
利用目的に合わせて光の色を変える

照明はカタチや用途等、色々な種類に分けることができるんですが、その一つが「光の色」です。大きく分けると黄色い光の電球色と白い光の蛍光色の2つです。

前者はリラックスしてくつろぎたいときに適していて、後者は集中してはっきりさせたいときに適しています。

リラックスしたいときは食事のときや就寝前、リビングで家族団らんの時などですよね、

一方で集中したいときといえば、掃除のとき、朝の身支度のとき、子供に勉強してもらいたいとき等があります。

このように、生活のシーンによって適した光の色を使えることは、その快適性に大きな影響があるんです。冒頭に挙げた、食事が美味しそうに見えないのは、蛍光灯の白い光で食事を照らしているからかもしれません。リビングが蛍光灯で均一に照らされていることも居心地を悪くしている原因です。どちらかというとリビングに相性が良いのは、電球色で温かい光なんです。また、寝不足気味になっているのは、寝る前の寝室の灯りが、白く明るすぎるせいで、交感神経が刺激されているせいかもしれませんね。

このように、照明の灯りは私たちの生活に無意識に影響を与えているんです。
あなたの家での照明器具がどんな光の色なのか?各部屋の使い方と合わせて一度チェックしてみてください。

原則その2
ダウンライトは配置が大切

ダウンライトを利用する方が増えていますよね。天井にぶら下げて使うシーリングライトとは違い、ダウンライトは天井裏に収まっているので、部屋全体がスッキリと広く感じるというメリットがあります。

また光の面が見えにくいので、部屋全体が均一に光ることなく、優しく居心地のよいライティング計画にすることができます。リフォームでダウンライトを希望する方が多いのですが、デメリットが全くないわけではありません。一つは、配置計画が難しいという点です。ダウンライトは床に向かって光を放つので、場所によっては影になることがあるんです。最近はリビングにお子さんの勉強机を置いているご家庭が増えてきていますが、勉強するスペースでダウンライトだけの照明計画はかなり難しいです。お子さんの手元が陰になりやすいですし、全体的な明るさを確保しようと思うと、たくさんの台数が必要になってきます。

また、洗面室やトイレなどでダウンライトを使うケースが多いのですが、ここでも顔が影になって見難いということもあります。また、寝室にダウンライトを設置した場合には、ベッドにあおむけになったときに光がまぶしくて不快に感じてしまうことがあります。このようにダウンライトは意匠的にすっきりとして雰囲気が良くなるというメリットがあるモノの、配置計画をしっかり検討しないと、使い勝手の悪い照明になってしまうことがあるので注意してください。


いかがでしたか。今回お伝えした2つのポイントは、私が実際にリフォームの計画をする際に気を付けているものです。もちろん住む人によって光の色の好みは違ってくるんですが、今のお住まいでなんとなく感じている不満があるなら、照明計画で解消できる可能性があるかもしれませんよ。是非ご自宅のリフォームを考えるときは活用してみてくださいね。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIホームページはこちらです。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。