スマート照明を寝室に取り入れました

こんにちは。大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。
今回は、スマート照明についてお伝えします。


自宅の寝室にスマート照明を取り入れました。
以前はスマートコンセントを使ってスタンドライトの電源をオンオフできるようにしていたのですが、スマート電球に入れ替えることによって、オンオフだけでなく、光の強さもコントロールできるようになり、以前よりさらに最適な灯りを生活に取り入れることができるようになっています。

具体的どんな感じで取り入れたのかというと、寝室のスタンドライトをイケアのトラッドフリ電球に取り替えて、スイッチでオンオフ操作できるようにしています。

イケアのスマート電球

電球とリモコンがセットになったイケアのスマート照明セット(電球は806lmのE26サイズ)このリモコン1台で10個のスマート電球を同時に操作できる

イケアのスマート電球2種類

イケアで購入できるE17とE26のスマート電球。E17をスタンドライトに取り付けて使用してみた

イケアスマート電球のリモコン

イケアのスマートデバイスの中でも最も小さいトロードフリのリモコン(調光器)

寝室のスタンドライト

部屋の角に置いた台の下段にスタンドライトを設置し、リモコンでオンオフを操作している

E17サイズのイケアのスマート電球

E17サイズのイケアのスマート電球をスタンドライトに取り付け使用

イケアのスマート電球

スイッチをオンにしたスマート電球。一番暗くした状態まで調整したのがこの明るさ

オフにしたイケアのスマート電球

リモコンでスイッチをオフにした状態のイケアのスマート電球。

日が暮れてから就寝前までの照明はほぼこちらのスマート電球でまかなえているので、結構重宝しておりイイ感じです。

実はシーリングライトも60W相当(806lm)のスマート電球に取り換えたのですが、こちらは明るさを一番暗く調整しても想像より明るくなってしまうので、こちらはスマート照明化を断念し、元々ついていた普通の電球に付け替えて、以前のまま使用しています。

スマート電球には調光機能がついているものの、調光範囲がイメージしている程度の明るさまで対応しているかどうかは試してみないとわからないので、こればっかりは一度購入してやってみるしかないかもしれません。

ただ、今回利用したイケアだと手頃な価格でスマート電球とリモコンが販売されているので、気軽に挑戦できますし、もしやってみてダメでも個人的にはあきらめがつく程度の価格かなと感じました。

このようにスタンドライトだけでなく、引掛けシーリングに取り付けるだけのシーリングライトやペンダントライトなどは簡単に取り替えできるので、自宅でスマート照明をやってみたいなと言う方は、是非どんどんやってほしいなと思います。


さて簡単な自宅向けの商品がある一方で、取り入れるのが難しいなと感じるのが、天井に埋め込んで設置するダウンライトや間接照明として利用する照明器具です。

キッチンの吊戸棚に仕込んだ間接照明

キッチンの吊り戸棚下にライン照明とダウンライトを仕込んだ実例

ユニバーサルダウンライトを取り付けた実例

壁面に飾る額などをライトアップするためのユニバーサルダウンライトを廊下に設置した実例

器具本体を埋め込んだり隠れた場所に設置しようとすると、どうしても大工さんや電気業者さんなどの専門工事が発生してしまいます。

最近はDIYでやってしまう強者もいるようですが、だれでもできるものではありませんよね。でも、1日で終わるようなちょっとした工事なら思ったほど費用もかかりませんので、ぜひ工務店や工事業者さんに相談していただきたいと思います。

ちなみにMASAKISEKKEIでは、家具と照明計画には特にこだわってご提案をしています。できるだけ工事範囲を少なくし、工事日程を短縮できるように工夫していますので、間接照明のことや無線調光のこと、そしてスマート照明をリフォームに取り入れたい等のご要望があれば、ぜひ一度ご相談下さいませ。


さて、このようにスマート照明はおしゃれなIoT家電の一つとして注目を集めていますが、オフィスや店舗などと言った業務用のビジネスシーンでも、無線調光システムという呼び方で大規模なシステム制御ができる点で注目されるようになってきました。遠藤照明、パナソニック、大光電機などでは最新のカタログなどでも頻繁に目にすることができます。

これらのシステムはWi-Fi環境を使った照明の無線コントロールができるようにするという点では、基本的には家庭用と同じもの。特に遠藤照明では他社と比較してかなり簡単にシステムが組めるようになっており、たとえばビル一棟をまとめて制御したりもできるようになるという優れものです。

これ、電気代の節約とか、設置するときの配線設備工事のことを考えるとものすごい節約につながりますよね。

ビジネス目線だとSDGs的思考が求められる時代背景もあり、スマート照明はこれからどんどん注目されるとは思いますが、まだまだ問題点も多いというのが業界の実態のようです。

どういうことかというと、無線制御はWI-FIの環境次第というところがあるので、WI-FI環境が不安定だといろいろと不具合が出てしまうんだそうです。

実際、あるメーカーの無線調光システムを大規模に設置した場所で不具合が起き、別の照明メーカーに改善策を相談するという話も聞いたことがあります。

まだまだ新しい分野ですので、いろいろと問題があって当然だとは思います。なので、しばらくは不具合が起きた時の対応ができるように、配線系統は復旧できるような状態でスマート照明を取り入れる、というスタイルが良いのではと感じました。

最新のIoTを導入したスマートハウスには照明のスイッチが一つもないなんてことになっているみたいですが、万が一に備えて、復旧用のオンオフスイッチを設置しておくのが得策だと思います。リフォームでスマート照明を取り入れる場合も、この対策をしておくと安心ですよね。


今回は、スマート照明をテーマに寝室の実例から業界の話までいろいろとお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。