マンションリフォーム 築45年 60平米

ぴったりサイズで見た目も美しい!壁面収納棚リフォーム

築年数45年のリノベーション物件を部分リフォームした実例です。洋室に壁面収納棚を、玄関には壁面ミラーを設置しました。ちょっとしたカスタマイズではあるものの、収納や鏡設置による暮らしやすさの改善度合いは高く、費用対効果の良いリフォームだと言えると思います。

壁面収納棚

洋室に新しく設置した壁面収納棚。収納物に合わせてオーダーで製作。

玄関ミラー

玄関の壁面にミラーを設置。姿見としての機能だけでなく、映り込み効果で玄関が広く感じられる。

元々近くのタワーマンションに暮らしていたお客様でしたが、新たに中古マンションを購入し、リノベーションして暮らすというライフスタイルにチェンジ。いろいろ探す中、最終的にイメージに合ったリノベーション済みの物件を購入したのですが、プラスアルファのこだわりを今回の部分リフォームで整えたいということでお問合せをいただきました。ご相談いただいたのは次のような内容です。

・洋室に壁面収納棚を設置したい
・玄関に壁面ミラーを設置したい

・洋室に壁面収納棚を設置したい

音楽や読書を楽しむうちに購入した本やDVDがすごい数になり、元々あった本棚におさまりきらなくなってしまったため、カラーボックスを買い足して収納していたようですが、ひとまとめに収納できる壁面収納棚をつくってほしいとのことでしたので、下部にトビラ収納のある壁面収納をご提案しました。

本はよく出し入れするものもあるためオープンで見せたままの収納としました。一方、DVDはトビラ付きの収納棚の中にしまってきれいに保管しておけるようにと、収納するモノに合わせて見せたままの収納と隠す収納に分けました。下部はトビラを付けた隠す収納部分に、そして上部はオープンタイプの可動棚。

ご自宅の現地調査におうかがいした際にその場でスケッチを描いてご提案したところ、気に入っていただけたようでしたのでその方向で計画を進めさせていただきました。

下部収納はDVDの高さ190mmに合わせて、最小限の200mmの寸法を3段確保しています。奥行は将来コレクションが増えても対応できるようにと2列収まるサイズです。

上部は可動棚を4枚ずつ設置して、高さ200mm程度の棚を5段設けました。幅は3分割し、それぞれの区画が700mm程度になっています。

壁面収納棚の図面

実際に製作した壁面収納棚の図面

下部収納の一番左側はオープンにしており、ゴミ箱などを置けるフリースペースに。デスクの足元で干渉することが多い家電などもこちらのスペースに設置することができます。IHヒーターとかもそうですよね。今まで使っていた本棚よりも今回はより大きなサイズの家具になりますので、白色の面材を使うことにして、圧迫感を感じにくい工夫をしています。

オープン棚

下部の一部をオープンにして、ゴミ箱等が置けるフリースペースに。

背中側をピッタリと壁に沿って設置できるように、巾木の部分は切りかいで製作しています。

収納棚の側面の様子

収納棚の壁際は巾木の部分をカットして、壁にぴったりと設置できるように加工している

今回オーダーで製作した壁面収納棚によって本やDVDなどのコレクションを収納しやすいお部屋にリフォームすることができました。ご自慢のコレクションが整然と並んでいる姿を見ると感動しますよね、これは壁面収納リフォームの醍醐味ともいえます。

オーダーサイズの壁面収納なら梁下ギリギリまで収納スペースを確保できるため、無駄なスペースを使い切ることができます。また、ぴったりサイズだと収納自体の見た目もスッキリしてお部屋が広くなったような感覚に。見た目も美しいです。

ガチャ柱式可動棚

棚はガチャ柱式の可動棚。棚柱、棚受け共埋め込むことで段差のないすっきりとしたおさまりにしている

壁面収納棚のリフォームは、ワークスペースのある家だけでなく、趣味のスペースや書斎、子供部屋やリビングなどにも効果的なリフォームです。また書籍だけでなく、文房具や小物、コレクションしているグッズや子供のおもちゃ等の収納にも最適です。壁面全体を使った収納は想像以上に収納力がありますし、大きさの違ったモノを区分けして収納する場合にも使い勝手がイイです。

壁面収納棚を検討している方は、ご自宅に天井までの高さを有効に使える余ったスペースはないか、是非探してみてください。

・玄関に壁面ミラーを設置したい

玄関ミラーを壁面に設置しました。サイズは高さ1500mm×幅500mmです。ミラーの四隅はアングル無しのコーキング処理で隙間を埋めておさめています。

玄関ミラー

玄関の壁面に設置したミラー。床から300mm浮かして設置すれば高さ1500mmのミラーで全身が映せる。

 

姿見として利用するなら、高さ1200mm×幅300mmあれば全身を映すことができると言われていますが、設置高さによっては顔をかがめたり、一定の距離を離れて全身を映す必要がありますよね。

MASAKISEKKEIのおすすめしているのは、高さ1500mm×幅500mm(最小450mm)のサイズの鏡を床から300mm浮かした高さに設置するスタイルです。そうすれば、ミラーが床から1800mmの高さになりますので、よほど背の高い方でない限り全身をゆったりと映すことができます。

もちろん、床から天井までいっぱいの高さのミラーを設置する方がより美しくなりますが、その分ミラー本体のコストが高くなります。リフォームはデザイン、機能、そして金額の総合的なバランスを検討して決めることが満足度を高める上でとても大切です。壁面ミラーの設置を検討する際の基準にしていただければと思います。


今回ご依頼いただいたのは全体のリフォームではなく、洋室の収納や玄関のミラーの設置など部分的なリフォームでした。実際に全体リフォームをお手伝いしたお客様の実例でも、住み始めてから追加で部分的なリフォームをご相談いただくことはよくあります。

追加でリフォームすることが多くなってしまう理由は、計画中には気が付かなかったことや住み始めて使い方が変わったことなどは、リフォーム後にしか見えてこないからです。それぞれの生活スタイルに合わせて気が付いたところをちょっとずつカスタマイズしていくことで、さらに快適な生活が送れる住まいに進化していくというわけです。

このように部分リフォームはより良い住まいを手に入れるために欠かせないプロセスです。あなたのご自宅にも部分リフォームが必要な場所はありませんか?部分リフォームでちょっとしたお悩みを改善して、より良い住まいにレベルアップさせていってくださいね。

その他サービス

  1. キッチンリフォームの完成イメージパース
  2. スポットライトが自由に移動できる広いリビング
  3. インダストリアルなイメージのLDK