LED電球 値段の差がピンキリある理由

電球といえば、LEDが当たり前になりました。

省エネとかエコとか電気代節約とか、LEDには色んなメリットがありますが、LED電球の値段って結構高いんですよね。
電気代が安くなるのは助かりますが、一個2000円を超えるのとかありますし、少し躊躇してしまう値段です。

でもですよ、同じ電球売り場には1000円を切る安価なLEDもあるんです。
高いモノから安いものまで、いくつかの選択肢があるわけなんですが、これってメチャクチャ迷ってしまいますよね?

値段に違いがある理由と聞いて思いつくのは、
日本製がやっぱり安心かな?とか、
大手のメーカーなら大丈夫なのか?とか、
同じLEDなら安い方がうれしいな、とか。
どうして値段が違うのかな?とか。。。

LEDについてあまり知らない場合、選択肢が多いことは、ただのデメリットでしかありません。

実際、60ワット相当と表示されていたLED電球を購入したのに、使ってみると暗かった、なんて失敗談がよくあるみたいです。
こんなことにならないためにも、少しくらいはLED特有の性質を知っておきたいものです。

LEDはもはや、以前の裸電球のように安価なものではなく、値段が高くなっています。
間違ったからと言って簡単に買い直せる価格ではありませんから、最低限、買い間違えないで済むくらいの知識は知っておいた方がいいかもしれません。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は、LED電球に値段の差がある理由とその目安となる基準を簡単に説明していきます。


LEDは電球に比べて暗くなる、といわれていますが、全てのLEDがそうなるわけではありません。
これには、LEDの光の方向性が影響しています。

LEDは基本的に一方向に向かってのみ光が広がっています。天井に取り付けた場合、床(=下方向)に向かって広がります。

これを下方向形といいます。

一方、これとは別に、光の方向が180度まで広がるLEDを広配光形といいます。そして、周辺全体に光が広がるLEDを全方向形といいます。

下方向形だけなら安けど暗い、全方向形なら高いけど明るい、ということです。

つまり値段の安いLEDは、そのほとんどが下方向形になっています。箱に何も書かれていない安価なLEDもそうです。

ちなみに、オーム電機やvendirm(バーベイタム)というのが安価なLEDの主要なメーカーです。

このLEDの特性を知らないまま、安易に値段の安さで選んでしまうと、暗くて使い物にならない、なんてことになるかもしれません。

ちなみに今までの電球やコンパクト蛍光灯は全方向形です。

この他にも、屋外仕様は出来ないとか、天井面にしか設置できないものとか、周辺が囲われた場所での設置には向かないとか、調光器に対応していないものとか、条件によって設置できないものがあるんです。

量販店の売り場に行くと、部屋別や用途別、そしてワット数別に表示されていることが多いので、これを参考に適切な電球をある程度見定めることができます。

ちなみに、LEDの寿命は半永久的といわれていますが、厳密に言えば、寿命はないけど徐々に暗くなっていく、というのが正しい説明です。
もちろん、電球や蛍光灯に比べると圧倒的に長時間利用できるのですが、LEDは4万時間使うと、光度が70%まで減少してしまいます。

70%が暗いのか?については人それぞれ感覚が違うかもしれません。ただ、永久に同じ明るさを保つことができない、という事実だけは知っておいた方がいいんじゃないかと思います。

電球は1000時間、コンパクト蛍光灯は6000時間持ちます。一日8時間使用する計算なら、電球は4ヶ月、コンパクト蛍光灯は2年間持つんです。

もし、設置する場所が賃貸なら、LED以外の選択肢もありだと思います。

最後にLED電球の特徴をまとめておきます。

・LEDは光に方向性があるので、明るさと値段を比較検討することが大切。
・LEDの寿命は永久ではない。
・賃貸なら2年間持つコンパクト蛍光灯でも良いケースがある。


今回は、LED電球についてその特徴をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。