鉄骨造マンション 騒音トラブルがなくならない原因

鉄骨造とRC(鉄筋コンクリート)では、遮音性能に大きな違いを感じますが、これは皆知っていることですよね。
でも、実際にどれくらい違うのか?とか、鉄骨造は本当に我慢できないくらい騒音が気になるのか?については、具体的にわからないことがあると思います。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は、鉄骨造マンションの騒音トラブルがなくならない原因についてお伝えします。

「鉄骨造の建物の騒音って気になりますか?」と、
賃貸住宅の仲介業者さんに聞いてみたことがありますが、
「最近のシャーメゾンとかの鉄骨造は、遮音性能が良くなったので、
騒音が原因で退去したという人は聞いたことがないですよ!」
と説明を受けました。

でも、実際にシャーメゾンの家に内覧に行くと、
掲示板には、上下階の騒音についての注意を促す警告が貼り出されていました。

「スリッパを履く等の対策をお願いします」とか、
「生活音が出ないように注意してください」とか。。。

もちろん、騒音トラブルは起きていないよ、という
鉄骨造のマンションもあると思うんですが、
遮音性能があがったはずなのに、何故このようなトラブルが起こるのか?

不思議ですよね。

そこで、
人によって色んな解釈がある鉄骨造の遮音性能について
詳しくまとめてみました。

私が内覧に行ってきたのは積水ハウスのシャーメゾンです。
こちらの住宅は、シャイド55という遮音システムを使っていて、
遮音等級L-55という高い遮音性能を持つ住宅仕様になっているそうです。

具体的には、通常の鉄骨造と比較して、
床衝撃音がおよそ2分の1程度の聞こえ方に軽減できている、
ということのようです。

では、なぜ苦情が出るのか?

実は、L-55という遮音性能の数値について、
定義されている内容を知ると、その理由がよく理解できました。

日本建築学会が公表している[建築物の遮音性能基準と設計指針]によると、
L-55というレベルは、上階の生活行為がある程度わかり、
椅子を引きずる音はうるさく感じ、スリッパ歩行音が聞こえる程度だと定義しています。

これは人の走り回ったり飛び跳ねたりする音が聞こえ、
椅子の移動音、ものの落下音などの発生音が気になるレベルです。

 

これなら騒音トラブルがなくならないのは当たり前ですよね。

 

結局のところ、騒音トラブルがなくならない原因は、
私たちが遮音性能を過剰評価していたからなのかもしれません。

つまり、

鉄骨造の遮音性能が高くなった=生活音が聞こえないレベルまで改善している

このように勝手に期待して入居したのに、
実際は音が聞こえるからトラブルになる、という感じです。

これは、賃貸住宅を仲介する不動産会社側にも原因があると思います。
もっと正確な情報を伝えてくれる業者が増えたら余計なトラブルが回避できそうですよね。

ちなみに、今までの鉄骨造は、
10円玉を床に落とした音が下階の家に聞こえるレベルでしたから、
それに比べれば随分マシになってきたんじゃないでしょうか。
このまま開発が進めば、近い将来はRCと同じくらい静かに暮らせる鉄骨造が誕生しているかもしれません♪

どこからが騒音で、どこまでなら許容範囲内なのか?
これは最も個人差のでる問題だと思います。

でも、騒音に悩まされたくない人は、RC造のマンションに住んだ方が良いと思います。

最後に遮音等級と家の関係を表にまとめておきました。
こちらを見れば、あなたの望む遮音性能がどのレベルなのかが一目でわかると思います。
是非ご参考にしていただきたいです。

今回は、鉄骨造マンションの騒音トラブルがなくならない原因についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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