タイルの目地の選び方
キッチン用は、疎水・耐油性があるため、醤油やコーヒーなどの色の濃い調味料や油を含んだ湯気などの汚れが付着しにくく、もし付着してもふき取りやすいという特徴があります。(画像はlixil公式サイトよりお借りしました)
バストイレ用は、疎水性に優れているため、水垢やカビの汚れが目地に浸透しにくいという特徴があります。(画像はlixil公式サイトよりお借りしました)
この違い、実際の目地材を見れは一目瞭然です。
目地材そのものが汚れにくい素材でできているだけでなく、目地幅を3分の1程度まで少なくできるので、断然汚れにくくなるとも言えますよね。
さらに、個人的な好みで言えば、目地幅が細くなるとシャープな印象になりますので、高級感がアップするというメリットがあります。
↓こちらはバストイレ用のホワイトを詰め終わった状態です。
逆に言うと、目地幅を大きく取るカジュアルなインテリアには向いていないとも言えます。粒子が細かすぎて太い目地には向いていません。ただスーパークリーンバストイレ太目地を使えば、10mm幅の太目地まで対応できます。
(上表はlixil公式サイトよりお借りしました)
スーパークリーンキッチンの実物カラーサンプル4色です。
このような理由で、タイル目地をスーパークリーン系で指定しておかないと、数年後の汚れの目立ち具合が大きく変わってしまいます。
せっかくコストをかけて素材にこだわったのに、目地の部分が汚れてしまうと台無しですよね。
それに、タイル目地って結構目立ちますよね?もちろんタイルがメインなのですが、目地の色や幅によって、タイルの見え方が大きく変わることがあります。
↓こちらの写真は同じタイルにホワイトとライトグレーの目地を合わせてみたものです。
タイルの印象が違って見えませんか?
インテリア的に言えば、それだけ重要な要素だと思います。ですから、目地選びについてはメンテナンスを重視する人だけでなく、インテリアにこだわりのある方も是非吟味して選んでいただきたいです。
長く清潔な状態を維持し、メンテナンスも楽。そして、インテリア的にも優れているリフォームを成功させるには、そういった細かな部分までいかに、事前に検討できるかが重要なんです。
今回は、タイル目地について是非知っていただきたい内容をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。