リフォーム

カーペット デメリット

カーペット デメリット

床をカーペットタイルに全面張り替えしました。使ったのはロールカーペットではなく、
タイル状のカーペットです。カーペットには『汚れたら掃除出来ない』という最大のデメリットがあり、住宅の床に採用しにくいという話をよく聞きます。
僕もカーペットの床が好きなので、今回はそんなデメリットをほぼ解消できる製品を自宅で使ってみた様子を交えながら詳しくご紹介していきます。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。


MASAKISEKKEI河合
リフォームで床をカーペット貼りにしようかなとお考えの方には是非続きを読んでいただきたいです。


目次

カーペットを貼り替えた様子

床をカーペットに全面張り替えたいと思っていたのは以前からです。中古マンションを購入して
リフォームをする機会がありましたので、実際にやってみました。

カーペットに貼り替えした廊下

カーペットに貼り替えした廊下

リフォームといっても元々フリーリングだった床にタイルカーペットを置くだけの簡易なタイプです。

フローリングの上に置くだけのタイルカーペット

フローリングの上に置くだけのタイルカーペット

ノリや接着剤は使っていませんので、工事はとても簡単でした。
器用な人ならご自身でもできるほど手軽な方法で施工できるのは、
東リの『ファブリックフロア』という商品を使っているからです。

このファブリックフロアは、裏側にゴム素材の滑り止めがついていて、
置くだけでズレたりしないようになっているため接着剤で貼る必要がありません。

裏側にゴムの滑り止めが付いたファブリックフロア

裏側にゴムの滑り止めが付いたファブリックフロア

マンションに使われているクッションの入った防音フロアで仕上げた床の場合は、
歩くとフワフワとして沈み込むので、置くだけの仕上げ材は使えないものがほとんどですが、
このタイルカーペットなら追従性があるため、糊付けしなくても問題なく使用することができます。

2012年に購入して8年間使い続けているファブリックフロア

2012年に購入して8年間使い続けているファブリックフロア

こちら写真のカーペットタイルは8年程使い続けているファブリックフロアの8mmのタイプです。
毛が寝てしまっているピースもありますがまだまだ十分使えています。


カーペットの掃除

カーペットを家に使うことをためらう最大の理由となる『汚れたら洗えない』という問題も、このファブリックフロアなら気にしなくて大丈夫なんです。

というのもこの製品は一枚の大きさが40センチ角になっているため
(50cm角の品番もあります)汚れたら一枚だけ取り外して水洗いすることができます。
ひどく汚れた場合や経年劣化で汚れが落ちなくなってしまったら、
その部分だけ買い替えれば良いし、その点についてもとても使い勝手がイイなと思っています。

水洗いが出来るファブリックフロア

水洗いが出来るファブリックフロア

ちなみに、カーペットに液体をこぼしてしまったときの掃除法としては、
水洗いクリーナーヘッドswitle<スイトル>という掃除機を使えば取り外すことなく
水洗いすることができますので、ロールカーペットだけでなく、大き目のラグをリビングなどで
使用しているご家庭には、もはや汚れてしまったときの不安がないといってもいいくらいだと思います。

このスイトルという掃除機は、汚れても洗えなかったカーペットだけでなく、
ソファやマットレスなどを簡単に水洗いできる優れモノです。
高機能ながらも比較的安い価格で購入できるので、ご自宅でカーペットやラグをご利用になりたい方は、
もしもの為にこの掃除機を用意しておくと万全だと思います。


デメリット

いろいろな利点があり、僕は賃貸のころからこのタイルカーペット『ファブリックフロア』を自宅で使っていました。
これならカーペット敷をためらう理由となっていた不安が、ほとんど解消できるんじゃないかと感じています。

ただし、タイル状になっているということは絶対に継ぎ目が出てしまいますし、
何一つデメリットがないわけというわけではありません。

タイルカーペットはジョイント部分の継ぎ目がうっすらと見える

タイルカーペットはジョイント部分の継ぎ目がうっすらと見える

さらに、扉の開け閉めをする場所に限っては、
既存フローリングの上にこのタイルカーペットを置敷すると、
カーペット分の厚みだけ床から上に飛び出た状態になってしまいますので、
タイルカーペットに当たって扉が開かなくなってしまうことがあります。

その場合は扉を新調するか、扉の下をカットできる場合は、
アンダーカット(扉の下を切って短くすること)をして、長さ調整する必要がありますので、
リフォームで扉をそのまま利用するつもりの方は、
予めカーペットの厚みを確認しておく方が安全だと思います。

厚みが問題だという方は、薄いタイルカーペットを選定すれば、
扉のアンダーカット等を心配しなくてもそのまま使うことができますので、
詳しいことはメーカーや工務店に確認していただくと安心だと思います。

ちなみに、僕が選んだカーペットタイルは12mmで、以前から使っていたものは8mmです。
実際に12mmの方だと扉が床にひっかかってしまうところがありますが、8mmだと問題なく開閉できています。


おすすめしたいカーペットタイル

我が家では既存床をそのまま利用しながら全面カーペット貼にするということで、玄関框のところの段差を抑えたかったため、12mmのファブリックフロアを選びましたが、扉や床の段差の問題がなければ厚みのある商品を選定していただくことをオススメしています。
なぜなら、耐久性があるのに柔らかくて気持ちが良いからです。

薄いものだと6mmくらいからありますし、最も分厚いものだと18mmという製品も出ています。
この18mmの商品はとても質感が良くて歩行感がイイです。

8mmと12mmを実際に自宅で使ってみて感じるのは、たった4mmでも踏み心地が全然違うなということです。
最厚の18mmは川島セルコンから出ている『ソフティライン』という製品です。
こちらは業界最高厚さで作られているため、しっかりとした歩行感があり、見た目の高級感もあります。

他の製品と比較して大きな価格が差がないところも魅力ですし、サイズが50cm角と大きいので
継ぎ目を最小限に抑えることが出来るという点でもオススメする理由です。

ぜひ実物をショールームで体験してみてほしいです。

>>川島セルコン公式サイトを確認する<<

最後に

置敷タイプのカーペットタイルを実際に使用してよかったなと実感していることは、
床全体にカーペットを敷くと、音が吸収されて家の中がとても静かです。
これは階下への防音対策にもなっていることを意味していますよね。

そしてフローリングそのままの生活よりも床下の底冷えを緩和できており、
効果的な寒さ対策になっています。

さらに、カーペット敷の住宅はホテルのような上質な雰囲気になります。
優しい光が家の中を包んでいるかのように、
とても柔らかい雰囲気のインテリアにすることが出来ていて、
それだけでもやってよかったなと感じています。

耐久性については、時間をかけて経過観察をしていくべき懸念事項ではありますが、
8年間使用してみて今のところ特に気になる問題点もありません。
リフォームして、優しい空間で丁寧な暮らしを求めている方には是非おすすめしていこうと考えています。


MASAKISEKKEI河合
カーペットタイルを取り入れて、快適な暮らしを実現していただきたいと思います。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIホームページはこちらです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。