フローリング グレー系に貼り替えるならおすすめしたい床材4選

こんにちは。大阪市西区で中古マンションのリノベーションやリフォーム、店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。
今回はグレー系フローリングの中から、色味や質感にこだわった床材を厳選してお伝えしていきます。特に「質感が良い」という点を重視しましたので、シート系ではなく、天然木を使用した複合フローリングを選んでいます。それではさっそくご紹介していきますね。


MOMENT(モーメント)

色名|GRIS(グリ)
単価|¥27,280/㎡
社名|朝日ウッドテック

朝日ウッドテックのモーメントのグリ。

ショールームに貼ってあるモーメントグリの実例見本。木目が浮き出て雰囲気が良い。

モーメントシリーズは朝日ウッドテックのフローリングのラインナップの中でも、表面に2ミリ厚の挽き板を使った最上位クラスのフローリングです。独自のライムウォッシュドという加工により重ねて顔料を塗布しているので、木目が引き立ったまま色合い深い仕上がりになっています。挽き板なのでどうしても平米あたりの単価が高くなってしまいますが、予算の調整をしてでも使う価値のある床材だと思います。

>モーメントの公式サイト<


ライブナチュラルプラスオン

色名|ナイトグレー
単価|¥13,190/㎡
社名|朝日ウッドテック

ライブナチュラルプラスオンのナイトグレー。

ライブナチュラルプラスオンのナイトグレー。グリの上に並べて比較すると木目の印象が薄くなるが、色が近く雰囲気も良い。

Live Natural(ライブナチュラル)シリーズは表面に0.3ミリ厚の突板を使ったラインナップです。そのシリーズの中でもPLUS-on(プラスオン)は、ブラッシング加工をして木目を引き立たせたデザインになっており、モーメントシリーズの突板バージョンと考えても良いかと思います。プラスオンにもモーメントに近いライムウォッシュド”ライト”という加工が施されており、挽き板ほどではないものの木目の凹凸感、素材感を感じる仕上げになっています。

>ライブナチュラルプラスオンの公式サイト<


ベリティスフロアーWクラフト

色名|グレージュ
単価|¥10,272/㎡
社名|パナソニック

ベリティスフロアーW クラフトのグレージュ

ベリティスフロアーW クラフトのグレージュ。大阪ショールームに貼ってある実物見本。木目が際立ってかっこいい。

ベリティスフロアーWクラフトは表面に天然木突板を使った複合フローリングです。こちらのシリーズはマイスターズ・ウッドクラフトタイプという木目の質感を引き立たせる加工が施されています。

朝日ウッドテックでは、ブラッシング加工やライムウォッシュド加工といわれる技法が用いられていますが、パナソニックでもこれと同じような加工が施されているのがこちらのシリーズです。具体的にはブラッシング加工とワイピング着色という技法が使われています。

ブラッシングは朝日ウッドテックのそれと同じ意味合いですね。ワイピング着色というのは、表面に一度顔料を刷り込んだ後にかき取ることで、木材の柔らかい部分にだけ着色され、奥行のある色合いになる着色方法のことです。

ベリティスフロアーWクラフトは突板なので、グレードとしては朝日ウッドテックのプラスオンと同じですが、質感はかなり良いと思います。しかも平米単価が安いため、ベリティスフロアーWクラフトの方が検討しやすいのではないでしょうか。是非一度ショールームで色合いや手触りを確認していただきたいです。

>ベリティスフロアーWクラフトの公式サイト<

また、ベリティスフロアーWクラフトには、マンション用の防音性能の付いた直貼タイプもありますので、マンションのフローリング貼り替えリフォームの場合にもそのまま使えます。

品名|ベリティスフロアーW クラフト直貼タイプ45耐熱
色名|ミスティグレー(左)とグレージュ(右)
単価|¥19,000/㎡
社名|パナソニック

>ベリティスフロアーWクラフト直貼タイプ45耐熱の公式サイト<

クラフトシリーズのマンション用見本。

クラフトシリーズのマンション用。裏に遮音材が貼ってあるので、マンションリフォームにそのまま使える。


エアリス-αネダレスHLBF(L-45)

色名|ペールグレーとミストグレー
単価|¥15,190/㎡
社名|朝日ウッドテック

朝日ウッドテックのエアリス-αネダレスHLBF(L-45)のペールグレーとミストグレー。

朝日ウッドテックのエアリス-αネダレスHLBF(L-45)。 ペールグレーとミストグレーの実物カットサンプル。

最後にマンション用の防音性能の付いた直貼タイプをもう1点ご紹介します。こちらは朝日ウッドテックのマンションリフォーム用の直貼りタイプで、表面に0.3ミリ厚の突板を使用した複合フローリングです。

木肌の感触が良いマットな質感の塗装が上品な雰囲気なので、グレー系のフローリング材を探している方には是非候補の一つに加えていただきたい床材だと思います。また、朝日ウッドテックのフローリングは質感が良いだけでなく、ハイジェニックと呼ばれる5つの衛生性能が備わっているため、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えているという点で魅力的な床材です。

>エアリス-αネダレスHLBF(L-45)の公式サイト<

マンションに防音性能のついていないフローリングを貼る方法

先ほどご紹介した「Moment」や「Live Natural PLUS-on」は戸建て用なのでこのままだとマンションでは使えないのですが、遮音マットを使えばマンションでも使用することができます

具体的には、遮音マットをコンクリ―トスラブ床の上に貼り、その上からフローリングを貼るという方法で遮音性能が確保できます。

いろんなメーカーから遮音マットは販売されていますが、こちらの無垢フローリングドットコムの捨て貼り一体型遮音マットは使いやすい価格帯ですのでご紹介しておきます。

 

無垢フローリングドットコムの捨て貼り一体型遮音マット。

無垢フローリングドットコムの捨て貼り一体型遮音マットのカットサンプル。

>捨て貼り一体型遮音マットの公式サイト<

遮音マットを使うとその分の費用がプラスで必要になることと、床が遮音マットの厚み分(11~22mm程度)高くなってしまうのですが、二重床に比べるとメリットが多いです。

遮音マットについてはマンションの管理規約で定められた遮音等級の性能をもつ商品を選ぶ必要があり、尚且つ管理組合の承認が必要なのですが、承認に必要な書類を用意してくれるメーカーもありますし、承認を得ることはそれほど難しい問題ではありません。

床材で空間全体の雰囲気が大きく変わりますので、床材選びでの妥協はあまりおすすめしません。ですので戸建て用のフローリングをリフォームで使いたいと考えている方には是非一度検討してみていただきたいと思います。


今回は、グレー系フローリングの中から、色味や質感にこだわった床材を厳選してお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

グレー系のフローリングはそれほど多くないのですが、グレーは彩度が低いためどんなインテリアにも合わせやすいという特徴があります。同色系でまとめれば上品な雰囲気になりますし、彩度の高い家具を配置すれば、コントラストのある引き締まったインテリアにすることもできます。特に、表面がブラッシング加工された商品は、木目の浮きだった表面に塗装されているので、濃淡のついた深みのある色合いが上質な雰囲気作りに最適な床材だと思います。ぜひお住まいの雰囲気づくりにご活用ください。

MASAKISEKKEIは個人事務所ならではの目線からこだわったデザインを提案いたします。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市西区で中古マンションのリノベーションやリフォーム、店舗デザインをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。