間仕切り家具収納でスペースを有効活用

奥行35cmの間仕切り家具収納

『間仕切り家具を使って部屋を分けたいけど、どんな家具を選んだら良いか分からない』

このようなお悩みはありませんか?この記事はそんなお悩みを持っているあなたに是非読んでいただきたいです。

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は間仕切り家具で部屋を2つの用途に分けた実例を紹介します。

間仕切り家具収納で部屋を2つに分断させた洋室

間仕切り家具収納で部屋を2つに分断させた洋室

我が家では、6畳弱の洋室をウォークインクローゼットと書斎スペースとして利用しているのですが、部屋の真ん中に収納家具を設置することで、壁のような収納として良い感じで部屋を分断してくれています。

天井に隙間はあるものの、ウォークインクローゼットは長い時間人が滞在している場所ではありませんので、書斎の個室感は確保できているし居心地も最高です。

今回、間仕切り家具として使用している収納は、イケアのPAX(パックス)という商品。

イケアのパックスのカタログ

イケアのパックスのカタログ 扉、引出、棚等を自由に組み込める

パックスを選んだ最大の理由は、価格が安く抑えられるからです。
造作家具と比べてどのくらい違うかというと、およそ半値程度になります。(自分で組み立てた場合)また10年保証がついているというところも安心感があり、メリットを感じました。

ただし、既製品の家具はサイズが決まっていて部屋の幅ちょうどに設置する事ができませんので、家具と壁の間に隙間ができてしまいます。

間仕切り家具と壁の間の12センチの隙間

間仕切り家具と壁の間の12センチの隙間 隣の部屋がのぞける

マンションでは壁側に梁が飛び出していることがよくありますし、床と壁との間には巾木が取り付けられていますので、設置環境によっては、どれだけピッタリ壁側に設置しても、これら2つの取り合いは隙間になってしまいます。

ちなみに、隙間の出ない方法がないわけでもありませんが、もっとグレードの高い商品を選ぶ必要があるのでケースバイケースです。
例えば今回僕も見積り依頼をしたメーカーでもあるギャラリー収納がそうです。

収納のオーダー家具専門店であるギャラリー収納

収納のオーダー家具専門店であるギャラリー収納

ここなら隙間を埋めてくれる部材があって、まさにぴったりサイズで設置することができますが、質感にもこだわった塗装扉のオーダー家具ということもあり、それなりの金額を覚悟しておく必要があります。

ギャラリー収納で作ってもらったプラン

ギャラリー収納で作ってもらったプラン 来店するとその場で図面と見積がもらえる

イケアの価格と比較すると、およそ4倍くらいを一つの目安としていただきたいです。

他にも、隙間のない間仕切り家具を設置する方法は3つです。

・大工さんに現場に合わせた造作家具を作ってもらうこと
・家具屋さんにオーダーで作ってもらうこと
・サイズオーダーの出来るメーカー商品でつくってもらうこと

我が家の場合は、工務店のポリランバーでの造作の場合と、先ほどご紹介したギャラリー収納という収納専門の家具メーカーでオーダーした場合、
そして、イケアで購入した場合の3案を比較しました。

結果的にはイケアの家具を採用しています。

ただし、イケアのパックスを選ぶときに注意してほしいのは、設置場所の背面に壁がある環境での取付を推奨されていますので、部屋の真ん中に配置することが前提の自立式間仕切り家具ではないというところです。

我が家の場合は、奥行き58cmと35cmの家具を背中合せで配置し、左右のボックス同士を付属部品のボルトで連結させて、さらに背板部分もボルト(市販品)で固定しているので、地震で転倒する心配はありません。

転倒防止のためのボルト

転倒防止のために左右のボックスをボルトで固定している

間仕切り家具は、もしもの時でも転倒することがないように、天井に突っ張ったりカベに固定するなどして、最低限の地震対策を講じておく必要があります。


こちらが実際に家具を配置した部屋の図面です。

間仕切り家具をレイアウトした図面

間仕切り家具をレイアウトした図面(中央の黄色い部分)

ウォークインクローゼット側は壁面にガチャ柱を設置しハンガーパイプを2段設けられるようにしており、その奥行きが60cmほど必要なので、そこから通路幅を60cm確保して部屋の中央にイケアのパックス(奥行き58cm)を設置しています。

書斎側は奥行き35cmのパックスを背中合せに置いて、幅160センチのデスクが設置できるスペースが確保できています。

奥行35cmの間仕切り家具収納

書斎側から見た奥行35cmの間仕切り家具収納

部屋の幅は250cmです。
58cm側は75cmを3台、35cm側は75cmを1台と50cmを3台設置したので、総幅はどちらも225cm。両側に10cm程度の隙間ができていることになります。

片側はスイッチやコンセントがあったので、必然的に隙間を開けないといけなかったのですが、隙間があると細長い板上のモノが収納できるので、意外と便利に活用できています。

12cmの隙間

アイロン台や板を置くのにちょうどイイ12cmの隙間

パックスの高さは201cmです。我が家の部屋の天井高さは245cmなので上部が45cmくらい開いたままになっています。
照明の灯りや声は聞こえるレベルに繋がっていますが、人がいても姿が見が見えませんので、特に気にせずに利用することができています。

間仕切り家具の上は45cm開放されていて隣の部屋見える

間仕切り家具の上は45cm開放されていて隣の部屋が見える

上部が開放されているとプライバシーが損なわれるという点で問題のあるケースもあるかと思いますが、プライべートは確保しながらもエアコンが共有できるというメリットがあります。

マンションの場合、室外機置場が限定されているので、エアコンが設置できる部屋が限定されてしまうこともありますし、電気代のことも考えると、天井に隙間があった方が設置台数を減らせるので良いと思います。

我が家のようにウォークインクローゼットとして利用する場合でも、夏の暑い時期にエアコンが効いているとかなり快適ですし、今回のような使い方では、上部に隙間があることにそれほどデメリットを感じませんでした。

唯一のデメリットといえば、移動させるのが大変だということです。

転倒防止の為にそれぞれのボックスを連結しているので、大きくレイアウトを変更する場合は、
かなりの労力がかかることが目に見えています。でも実はそんな苦労を心配しなくてもイイ、『可動式』の間仕切り家具があるんです。

こちらは『ce-fit』という商品。

ce-fitという可動式の間仕切り家具

ce-fitという可動式の間仕切り家具 扉タイプとオープン棚タイプがある

家具の底にキャスターがついているので、簡単に移動させることができます。

天井までのぴったりサイズでオーダーできるため、転倒の心配もなく安全です。
部屋に合せてサイズオーダーで製作するれば、家具の左右に隙間なくピッタリサイズで設置することが出来ます。

ジャストサイズでしかも手軽に可動させたいという場所には、まさにおすすめの可動式収納家具です。

大阪と東京にショールームがあるので、現物を見て確かめることも可能ですよ。
若干コストはかかりますが、機能的で安全、しかもデザイン性が良いので満足度の高い商品だと思います。

大阪のショールームに行ったことがありますがとても素敵な空間です、興味がある方は是非工務店さんなどにお願いして連れて行ってもらってください。


今回、自宅の一室で間仕切り家具を使って部屋を2分割するという方法を実践しましたが、あらためて『やってよかったな』と実感しています。

居住面積がコンパクトになってくると、どうしても収納スペースが省かれてますよね。今主流となっている70㎡以下の広さのマンションがまさにそれに当てはまります。

我が家も64平米のマンションなので収納スペースが少ないです。これを解消するために、今回後付けの家具を購入して設置しているのですが、間仕切り家具としてその置き方を工夫したことで、『壁のような家具』にすることが出来ました。

また、大きな部屋は開放感があって良いのですが、集中して作業したいときには逆に気が散ってしまうことがあります。個人的には狭い部屋に閉じこもって作業することが好きなので、大きな部屋を家具で小さく区切る、という方法が僕には合っていたのかもしれません。

狭い部屋はすべてのものが手の届く範囲に置かれていて、まるでコックピットです。

機能的かつ、居心地が良い。

そして、家具を移動させれば部屋を広く使うこともできるという所が、ライフスタイルの変化が求められるこの時代にピッタリだと思っています。

『小さくてもイイから個室がほしい』
『将来の子供部屋が活用できていない』
『子供の個室をつくってあげたい』
『趣味の部屋を作りたい』
『自宅でも仕事ができるスペースを作りたい』

間仕切り家具はこんな方にもおすすめできる方法です。

例えば、リフォームするときはできるだけ大きな空間を作り、最小限のプライベートを確保しておけばイイです。そして必要になったら間仕切り家具を使って細かく仕切っていけば、何度もリフォームをすることなくライフスタイルの変化に対応することができます。

居住スペースは限られているので、将来起こるかもしれないライフスタイルの変化を見越したプランニングは、じっくり時間をかけて考える必要があります。

また、ライフスタイルの変化によって、買い替えや住み替えて賃貸に出すことになる可能性も充分ありますよね。そんなとき、間仕切り家具で柔軟にレイアウトを変更できるプランにしておけば、他の物件と差別化できる魅力的な家になります。

これからは、そんなことを頭の片隅に置きながら家買ったり手を加えていくのが賢明だと思います。

最近はコロナの影響で働き方の見直しが迫られています。実は僕もそうだったんです。緊急事態宣言に合わせて、急遽自宅の書斎を仕事部屋として使うことになりましたが、書斎を作っておいてよかったなと実感しています。

これから先、テレワークはどんどん進んでいくと思いますし、必要に応じて自宅の間取りが変更できるようにしておくことはとても有効なのではないでしょうか。

『ライフスタイルの変化に対応できる家』という考え方が、リフォームにも必要になってくるかもしれませんね。


今回は間仕切り家具について我が家の例をご紹介しながら、その利点についてご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。

イケアのパックスという商品は安全な地震対策を考える必要がありますが、今後間仕切り家具の需要は増えてくると思いますし、家具業界の動きにも注目して有益な情報をこちらでもお伝えしていきたいと思います。

あなたの家にも是非、間仕切り家具を使って使いやすい間取りを実現してみてください。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIホームページはこちらです。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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