マンション部分リフォーム 洗面室の機能性改善と玄関の収納力アップの実例
マンションリフォーム 築28年 85平米
85平米3LDKのマンションのリフォーム実例です。
今回のマンションは、大阪市西区のマンションシャトー本町で築28年目の物件になります。大手の不動産会社さまのリフォーム済み物件をご購入後、部分的なリフォームをご相談いただきました。
ご相談内容は次の通りです。
・玄関収納が小さいので大きな収納にしたい。
・洗面室のトビラが内開き戸になっていて使い勝手が悪いため改善したい。
玄関の収納力をアップした部分リフォーム
元々はカウンタータイプの下足収納がついていました。
足元には間接照明があり、見た目にはすっきりして見た目は悪くないのですが、ファミリー世帯の生活には収納力が足りません。
今回のリフォームでは、天井までのスペースを有効に活用できるトールタイプの収納に取り替えました。
商品はパナソニックのクロークボックスで、収納内部の棚の組み合わせが選べる機能的な商品です。底板がないため、土間や床にものを置いたまま扉を閉めることができ、収納下のスペースを有効に使うことができます。
玄関土間部分にベビーカーや傘を収納するときなどには、底板がないこちらの商品が便利です。
また、パナソニックにはコンポリアという商品もあり、こちらでも底板のないプランに対応可能です。コンポリアは、収納家具になりますので、トビラが開き戸に限定されてしまうのですが、クロークボックスよりも費用を抑えることができますので、コストを下げたいという方にはおすすめしたい商品です。
洗面室の機能性を改善した部分リフォーム
洗面室のドアが洗面化粧台側に開くため、開けた状態では洗面の邪魔になってしまう片開きドアを撤去して、廊下側に引き込める引戸を新設しました。
廊下側にはリビングにつながるドアの枠が引っ付いて設置されており、アウトセットにすることができませんでしたので、既存壁を薄壁に改造し、新設する引き戸を元の壁厚内に引き込めるようにすることで、リビングドアとも干渉することなく使い勝手を改善することができました。
洗面化粧台の立ち上がりミラーをタイルに貼り替え
洗面化粧台の立ち上がり壁のミラーを撤去して、タイルに貼り替えました。
立ち上がり部分のミラーは水撥ねによる汚れが目立ちやすい部分でもあります。こちらに新しくタイルを貼ることで、メンテナンス性が良くだけではなく、見た目にも美しくグレードアップさせることができます。
使用したのはリクシルのスマートモザイクシートです。
こちらの商品の利点は、なんといっても施工の手軽さです。目地材を使ってタイルの隙間を埋めていく通常のタイル工事とは違い、スマートモザイクシートはタイルと目地が一体となっているので、接着剤で貼ることができて簡単です。
カッターで目地部分のカットもできて、サイズ調整も比較的簡単です。定尺サイズの壁面への施工なら工期もコストもメリットのある商品です。
洗面化粧台下のミラーを撤去するにはミラーキャビネットを一度取り外す必要がありますが、タイル貼りの作業が圧倒的に早くできますので、ご在宅中のリフォームをご計画の方におすすめです。
最後に
今回の部分リフォームは3日間で完了しました。短い時間でお悩みを改善することができ、とても喜んでいただけましたが、住みながらのリフォームの場合、工事中の騒音やご家族以外の工事関係者の出入りがけっこうなストレスに感じてしまうものです。
せっかくのリフォームで後悔することがないように、少ない日数で工事を終わらせるように計画を進めることが大切だと思います。
住みながらの部分リフォームをご検討中の方の参考になれば幸いです。