こんなに立派な木造三階建ては見たことがない

木造3階建ての旧石田理吉家

こんにちは。
大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。

今回は、秋田県横手市にある珍しい住宅についてご紹介します。
その住宅というのが、横手市の指定文化財のなっている旧石田理吉家。

木造3階建ての旧石田理吉家

旧石田理吉家は建設当時には珍しい木造の3階建て

立派ですよね♪

それもそのはず、こちらの家屋は昔の市長さんとか、
歴代のお偉いさんが住み継いできているようです。

昭和12年に完成したようなので、
築80年を超えるかなりの古家なんですが、
貴重な高級木材や良質な建材がたくさん使われていて、
とても立派な住宅でした。

それにこの建物は、
自宅ではなく来客用の宿に利用していたそうです。。。

石田理吉という人は、
一体どれだけお金持ちだったんでしょう??

この住宅を見て思ったのが、
木造三階建ての家って、こんな昔からあったんですね。

木造住宅は今でこそ3階建てが主流になっていますが、
少し前まではほとんどの木造住宅は2階建てでした。

それもそのはず、3階建ては構造的に作るのが難しいと言われているからです。

法律的に色んな取り決めがされたことで、
木造でも3階建てを建ててもいいことになっていますが、
2階建てと比べると、やはり危険な建物だということには変わりありません。

住宅診断で次々と欠陥住宅が見つかっているのも、
2階建てより3階建てです。こんな業界の実態を知ると、
やっぱり不安に感じてしまう部分もあります。

事実、3階建ての木造住宅は2階建てよりも高さがあるので、
構造が強くなるように、建築上の細かな取り決めがされているんです。

しかし、これを徹底して守れていないというのが実際の話です。
何故そんな重要なことが守れないのか?というと、理由は現場にあります。
つまり構造壁の数や建物のバランスという設計上の基本的なミスが起こっているのではなく、
例えばビスの取付ピッチが間違っていたりなど、
現場の職人さんレベルの施工ミスが多発しているということです。

建築士ではなく、現場の職人さんなら
その取り決めを知らないケースだって当然考えらますよね。

このような施工ミスが生じただけでも、
建物の強度に優劣が出てしまうのが木造3階建ての特徴とも言えます。
それだけ難しいってことなんです。

3階建ては2階建てと比べて背が高い分、細長くてバランスが悪くみえますよね。
2階建ての方がどっしりと安定しているように見えると思います。

建築の専門家でなくても、2階建てよりも3階建ての方が
頑丈に作らなくてはいけない、ってことくらいは分かるんですが、
ではなぜ、簡単な2階建てではなく、難しい3階建てを好んで建てるのか?と、
疑問に思うことがあるんです。

それには、今の時代ならではの理由が2つあります。

一つ目は、土地が狭くて3階建てを建てるしか選択肢がないというケース。

そしてもう一つは、広い土地の2階建てを2戸よりも、
3階建てを3戸販売した方が儲かるからという理由で
建売分譲をしている業者の都合。

現代の住宅事情を考えると、どうにもできないことなんですが、
立派な建材で財力の象徴であった旧石田理吉家の3階建てと、
現代の主流となっている3階建て。

言葉だけ並べれば同類なんだけど、似ても似つかぬまったくの別物だったというわけです。

というわけで、今回は昔には珍しい3階建ての木造建築物と現代の3階建て住宅を比較してご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
昔の建築物を見ると色々勉強になりますね。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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