ハニカムスクリーン 4社比較してわかったデメリット

こんにちは。大阪市西区で住宅リフォームや店舗デザインを手掛けるMASAKISEKKEIです。
今回は、ハニカムスクリーンを4社使ってみて初めて分かった、購入前に知っておきたいデメリットについてお伝えします。


4社のハニカムスクリーンを実際に使ってみて感じるのは操作部をどのようなカタチにするかの選定が大切だったなということ。

これについては、購入前には意識していなかった部分ではあるのですが、実際に使い始めると、操作するときの使いやすさや、ハニカムスクリーンの上下移動の安定感やスムーズさ、そして、操作するヒモやチェーンの目立ち具合が意外と気になることが分かったんです。

特に、TUISS DECORの商品を購入して感じているのは、シングルのヒモタイプだと、余ったヒモが床にたまるので、見た目があまり良くないという点です。

TUISSのアップスタイル式のハニカムスクリーン

TUISS DECORのハニカムスクリーンを全閉した状態。

TUISSのハニカムスクリーンのヒモ

TUISS DECORのハニカムスクリーンのヒモ。シングルになっている。

TUISS DECORの商品は、サイズと色のみが選択できるセミオーダー製品なのですが、操作部はあらかじめカタチが決まっていて、シングルヒモになっています。このヒモが全閉している状態だと、余ったひもが床にたまってしまうので、だらしなく見えてしまうところが購入前には気が付かなかった想定外のデメリットでした。

TUISSのハニカムスクリーンの捜査ヒモ

TUISS DECORの操作ヒモは全閉時に床に余ってしまう。

他の商品はどうなっているかというと、ニチベイはボールチェーンのループ式になっており、フルネスもループタイプのヒモなので、どちらも床につくことがありません。

ニチベイのハニカムスクリーン

ニチベイのハニカムスクリーン。上半分がレースタイプになっているツインスタイル。

ニチベイのハニカムスクリーンの操作部

ニチベイのハニカムスクリーン。ボールチェーン式になった操作部。

ちなみにイケアはコードレス式(ひもがありません)。

IKEAのハニカムスクリーン

IKEAのハニカムスクリーンはコードレス式になっている。

IKEAのハニカムスクリーンの取っ手

IKEAのハニカムスクリーンの操作部分。透明の取っ手がついている。

IKEAのハニカムスクリーンの壁の隙間

IKEAのハニカムスクリーンを壁正面付けにした様子。金具の特性上か他のメーカーのものよりも隙間が広いところが気になるデメリットポイント。

このヒモの操作については実際に使ってみないとわからなかったデメリットだと思います。ただ、フルネスのようにループタイプのヒモでも、繰り返し使っているとヒモがねじれてきてしまうので、見た目はあまりよくないのかもしれません。

フルネス彩のハニカムスクリーン

フルネス彩のハニカムスクリーンはループヒモで操作する仕様になっている。

フルネス彩のハニカムスクリーンの操作ヒモ

フルネス彩のハニカムスクリーンの操作ヒモ。ループ式になっている。経年により、ヒモがねじれてきている。

このように、操作部分のポイントは、機能性に関わるポイントではありますが、ハニカムスクリーンを開閉することはできていますので、『どこまで品質にこだわるか?』というグレードの話になってくるのかなと思います。つまり、本体価格が安く手に入るならそれはそれでメリットがあるという意味であり、商品に求める優先順位の問題なのかもしれません。

ハニカムスクリーンを選ぶときに挙がる優先順位には、次のような項目があると思います。

・値段
・色
・操作性
・デザイン
・断熱性能
・耐久性

そういう意味で言うと、シングルヒモのデメリットについては、購入したことを後悔するほどのものではありません。実際に使用していると気になりますが、フックなどを利用すれば、床にたまるヒモの問題はたやすく解決することができます。それに、何よりも安価で購入できるというメリットは、インテリア商品を購入するときに重要なポイントだと思いますし、ヒモ以外に気になる部分はなく大変満足しています。

今回お伝えしている内容は、4社のハニカムスクリーンを使ってみたからこそ気がついたデメリットです。僕が些細な部分を気にしすぎているだけかもしれない、という言い方もできると思いますが、リフォームとかインテリアに関わる商品を購入する場合、『些細なことだけど、購入する前にわかっていたらよかったのにな。』と思うことがよくあります。

中でも『届いた商品がイメージと違っていた!』などは、誰もが経験あるんじゃないでしょうか。インテリア商品は高額なものが多く簡単に買い替えができないため、商品の情報は事前に、そして、できるだけたくさん知っておいた方が良いと僕は考えています。

リフォームにも同じことが言えますよね。何を優先させるかがとても重要です。ウインドウトリートメントは選択肢が多い分、悩みどころがたくさんあるかと思いますが、こちらの情報がどなたかの参考になればイイなと思います。


僕が実際に使っているのは、次の4つのメーカーです。

IKEA|HOPPVALS
TUISS DECOR
ニチベイ|レフィーナ
フルネス|ハニカムシェード彩

他にも2社大手があります。

タチカワブラインド|ブレア
NORMAN

TUISS DECORは、広告で知ったメーカーなのですが、サイズ制限はあるもののネットで簡単注文ができる手軽さが良いです。

TUISSのハニカムスクリーンのサンプル

TUISS DECORはサンプル5点まで無料で取り寄せが可能。ネットで注文すると3日程で送られてくる。

流行をおさえた色展開になっているので、インテリアに合わせてコーディネートしやすいと思います。商品は比較的安いものの、5年間の品質保証付きとなっているところは安心ですよね。操作部の選定は出来ませんので、先ほどお伝えした点はご留意ください。

NORMANは色のバリエーションが多く、一度使ってみたいなと思っているメーカーです。中間色からビビットな色まで、絶妙な色合いを揃えているところにインテリアセンスを感じます。お部屋のアクセントとしてハニカムスクリーンを取り入れようと考えている方には、チェックする価値があるんじゃないかと思います。

ノーマンには、オプションでサイド断熱フレームという両サイドにコの字型のガイドレールを設置でき、光漏れと熱損失を抑える仕様もあります。また、ハニカムが2重になったダブルハニカムタイプがあります。断熱性能へのこだわりにも対応できるメーカーですので、色だけでなく質にもこだわりたいという方は、一度ショールームを訪れてみると良いかもしれませんね。

ちなみに、ニチベイのハニカムスクリーンにも、通常のハニカムよりも熱損失を抑えられるサーモブロックタイプという商品があります。こちらのサーモブロックタイプは、両サイドのフレームがL型になっていて、ハニカムスクリーンの中間に食い込んだガイドレールのようになっていますので、正面からの見たときに枠の見た目がすっきりしている、というメリットがあります。上下は断熱シールドという空気の流れを軽減する加工がされており、断熱効果の高いウインドウトリートメントをすっきりとした見た目で設置したいという方には、検討してもらえるとイイのではと思える商品です。

一番最初に購入したのは、フルネスのハニカムシェード彩という商品です。こちらはホームセンターなどでも販売している商品で、比較的安い価格で購入できるものでしたので、初めて購入するハニカムスクリーンとしては手が出しやすかったのです。

初めて購入したハニカムスクリーンは、設置した窓の優しい明るさがとても心地よく、すっかりハニカムスクリーンの魅力にハマってしまったのですが、数年前、新居に引っ越した際に、新たにイケアのホップヴァルスとニチベイのレフィーナのツインスタイルを購入しました。

ツインスタイルは1台のハニカムスクリーンで2つの生地が切り替えできるというものです。僕の場合は、上をレースのハニカム、下を非遮光のハニカムにしていて、上下を切り替えることで、窓の明るさを調整することができる仕様になっています。ニチベイのハニカムスクリーンについてはこちらの記事で詳しく書いています。→ハニカムスクリーン 失敗

そして最後に購入したのは、TUISS DECORというメーカーのもの。こちらのメーカーでは、トップダウンという上部も開口できるタイプの商品があり、これはニチベイのアップダウンスタイルという商品と同じ機能なんですが、ニチベイと比較するとかなり安価で購入できるので、この機能を試してみたくて、今回購入してみたというわけです。

TUISS DECORは職場の窓に設置しています。270センチの天井高がありますので、上部だけを解放して日中の明かりを取り入れるには、上部だけを開口できるトップダウンの機能が必要でした。実際、日中の日差しを遮りつつ、上下の開口から光を取り入れることができるので、求めていた使い方ができています。


今回は、ハニカムスクリーンを4社使ってみて初めて分かった、購入前に知っておきたいデメリットについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

MASAKISEKKEIは住まいのリフォームに商業デザインの手法を取り入れて、照明と収納にこだわった提案をしているところが特徴です。カフェレスジャパンデザインアワード2019リノベーション賞受賞。大阪市でリフォームをお考えの方は気軽にご相談ください。
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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。